足のむくみにより、重だるさや足の冷えが起こります。細胞が膨れ上がっている状態なので血管を圧迫し、血行不良を起こすことが原因です。
人の身体は1日約1.5~2リットルの水分を必要としています。それだけの量の水が常に入れ替わり循環していることが必要です。水分が必要量よりも少ないと、本来体外へ排出したい老廃物を体内へ留めてしまうこととなります。その結果、体内のミネラルバランスが崩れ細胞内に本来なら排出させるべき不要な水分を溜めてしまうこととなり、むくみへ繋がります。
新しく綺麗な水が体内へ入り、使われた古い水が外へ出る循環がスムーズにできている状態がむくみにくい体の近道です。
水を1日2リットル飲むためのルールを決めましょう。
1回量をコップ1~2杯(約250ml)を8回で2リットルとなります。寝起きに1回、食事の時は必ず1回、入浴前と後に1かいづつ、就寝前の1回、というようにルーティン化していただくと水分を摂りやすくなります。
またカフェインの含まれる飲み物やアルコールは利尿作用があり水分補給にはカウントされないので注意しましょう。
上記でミネラルバランスと書きましたが、具体的には体内の塩分濃度です。身体の中は常に一定の塩分濃度で保たれております。
しかし、お食事で塩分の高いものを召し上がったりすると体内の塩分の量が増えます。それを薄めて一定に保つために必要以上の水分を溜めこむ原因となり、重だるい倦怠感のあるむくみへと繋がります。
身体は新しい水が入ってこないと体外への排出を遅らせますので塩分の高いお食事の時にはしっかり水分を摂るようにしましょう。味の濃いお食事に慣れている方は、塩分を減らす代わりに酸味を足すと良いでしょう。レモン果汁やお酢などで味付けしてみてください。また、カリウムも同時に摂取すると体内の塩分が排出されやすくなります。枝豆、ウリ科の野菜に多く含まれます。
同じ姿勢が長時間続く”ぱなし”の状態がむくみやすさの一因でもあります。
体内の血液が流れる静脈やリンパ液は、周辺の筋肉の運動による収縮と伸長を利用し、そのポンプ作用で体液循環をしております。
同じ体勢が続き筋肉が運動していない状態が続くと血液を心臓へ戻すポンプ作用が行われず、細胞内の老廃物の除去も遅れ、むくみや足のだるさ、冷えにつながります。
同じ姿勢が長時間続かないよう、30分~1時間の間隔で立ち上がったり、歩いたりしましょう。どうしても、その場から離れられない場合は、その場でつま先立ちを繰り返して(カーフレイズ)みたり、着圧ソックスなども有効です。同じ姿勢が続き、むくみや張りが気になる時は、足のストレッチや運動を取り入れたり、揉みほぐしやオイルトリートメントなどで筋肉をほぐしましょう。
血液のポンプ循環が滞ってしまった足を、クリームやオイルを使って揉み流します。特に滞りやすい関節部分を入念にほぐすことで循環しやすくなります。また足裏の反射区(ツボ)を刺激することで老廃物質の排出を促します。
お疲れの足を直接揉みほぐします。手のひら全体を使い筋肉を圧迫することで滞っている血液やリンパ液を押し流します。20分コース(下半身)からご利用いただけます。他のコースと組み合わせるとより効果が期待できます。
足の重だるさを一気に解消する骨盤ストレッチもおすすめです。普段使われていない筋肉も刺激され働き始めるため、運動後のような爽快感もあり、足の軽さを感じていただけると思います。