オーナーのひとり言です。

リラクゼーションはエンタメです。

私たちは今、"ストレス社会"と呼ばれる時代に生きています。仕事、人間関係、日々のニュースなど、さまざまな要因が私たちの心と体に重圧をかけています。このストレスが溜まると、健康面だけでなく、私たちの精神状態にも深刻な影響を及ぼします。そこで重要になってくるのが、リラクゼーションの役割です。そして、私が思うのは、「リラクゼーションは単なる健康サポートではなく、エンターテイメントである」という考え方です。

 

このストレス社会の中で、私たちはリラクゼーションの時間を、ただ休息のためだけではなく、自分自身を楽しませ、癒すための貴重な機会として捉えるべきです。スパを訪れること、瞑想に没頭すること、心地よい音楽に耳を傾けることなど、これらの活動はすべて、心と体をリフレッシュさせるだけでなく、日常生活から一時的に離れて、新たな喜びを見出すエンターテイメントの一形態と言えるでしょう。

 

しかし、ここで忘れてはならないのは、もちろんセラピストが施す技術が筋肉をほぐし、疲労を軽減し、健康をサポートするという効果も期待できるという点です。セラピストたちの専門的な技術と知識は、私たちの身体に直接的な良い影響を与えることが確かです。この実用的な面も大切にしながら、リラクゼーションをより広い意味で捉え、エンターテイメントの要素も取り入れることが重要です。

 

特に、施術家であるセラピストたちの間では、自分たちの技術がお客様の身体をより良い方向へ導き、健康にしているという信念に強く固執していることがあります。彼らにとって、自分たちの提供するサービスは、単なるリラクゼーションやエンターテイメントではなく、真剣なヘルスケアの一環と捉えられているのです。このプライドが、リラクゼーションをより広い意味でのエンターテイメントとして捉え直す動きにブレーキをかけてしまいがちです。

 

リラクゼーション産業がこの視点を取り入れることで、私たちは「ストレス社会」においても、自己の心身のケアをより積極的に、そして楽しく行うことができるようになります。癒しを求めることは、もはやプライベートな健康管理の範疇を超えて、人々が自分自身をご褒美する方法、エンターテイメントとしての体験を楽しむ機会となるのです。つまり、リラクゼーション体験を「癒し時間を楽しむ」という視点で捉え直し、それを一つのエンターテイメントとして提供することは、ストレス社会を生きる私たちにとって、心身の健康を保つ上で非常に有効な戦略です。私たちの生活にとって必要不可欠なリラクゼーションの時間が、もっともっと楽しく、豊かなものになることを願ってやみません。

 

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